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ロザート ラ サリータ <ラバスコ> 2020

酸味
ミネラル
渋み
重さ
果実味
香り
ワイン名 | 1021266 ROSATO LA SALITA RABASCO 2020 |
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原産国・地域 | イタリア |
色 | 赤(ロゼ) |
タイプ | スティル |
品種 | モンテプルチアーノアブルッツォ |
ソムリエのコメント
<<産地>> イタリアのアブルッツォ州に位置するラバスコの畑は、アドリア海からアペニン山脈に向かう途中、海抜300~350mの土地に広がっています。この地域は、温暖な気候と豊かな土壌によって、ブドウ栽培に適した環境が整っています。地元の風土を活かした持続可能な農業が実践されており、化学肥料や農薬は使用せず、自然の力を最大限に引き出す取り組みが行われています。 <<生産者>> ラバスコの生産者は、農業とワイン醸造に対する独自の哲学を持つ若い女性たちです。彼女たちは、持続可能な農法を通じて、土地との調和を目指しています。彼女たちの背景には、自然環境への深い敬意と、地元の伝統を守る思いがあります。彼女たちは、ブドウの栽培において化学物質を排除し、ビオディナミ農法を取り入れることで、土地の健康を保つことに注力しています。また、醸造過程では自然酵母を使用し、極力手を加えない方法を選択しています。これにより、ワインの純粋な味わいを引き出し、テロワールを表現することを重視しています。彼女たちは、いつかは完全に自然の力に委ねる農業を目指しています。 <<使用するブドウ品種>> このワインは、モンテプルチアーノ・ダブルッツォというブドウ品種を使用しています。この品種は、アブルッツォ州を代表するもので、豊かな果実味としっかりとしたタンニンが特徴です。モンテプルチアーノは、色合いが濃く、芳醇な香りを持ち、熟成によって複雑な風味を生み出す能力があります。 <<製造法やワインの逸話>> ラバスコのワイン製造は、極めてシンプルで自然なプロセスが採用されています。小さなファイバータンクでのマセレーションの後、ステンレスタンクまたはバリックで自然酵母による発酵が行われます。発酵が完了する直前にダミジャーナに移し替え、発酵中に生成される二酸化炭素を利用して酸化や雑菌から守ります。熟成はステンレスタンク、ダミジャーナ、バリックで行い、すべての工程で酸化防止剤は使用せず、フィルターも行わないため、ブドウ本来の純朴な味わいがボトルに詰め込まれます。 <<味や香り>> このワインは、豊かな果実味としっかりとした酸味が特徴で、モンテプルチアーノの典型的な風味を楽しむことができます。香りは、ブラックチェリーやプルーンのような熟した果実に加え、スパイシーなニュアンスやハーブの香りも感じられます。口に含むと、滑らかなタンニンと心地よいバランスの取れた酸が広がり、余韻にはわずかなミネラル感が残ります。 <<ペアリング>> ラバスコのワインは、肉料理やパスタと相性が良いです。特に、トマトソースを使ったパスタや、グリルした肉料理と一緒に楽しむことで、ワインの果実味と料理の風味が引き立ちます。また、熟成チーズやハーブを使った料理とも相性が良く、食事をより一層引き立ててくれる存在です。