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リラック ルージュ <シャトー モン ルドン> 2018

酸味
ミネラル
渋み
重さ
果実味
香り
ワイン名 | 1021013 LIRAC ROUGE CHATEAU MONT REDON 2018 |
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原産国・地域 | フランス・ローヌ |
色 | 赤 |
タイプ | スティル |
品種 | グルナッシュ70 シラー20 ムールヴェードル10 |
ソムリエのコメント
<<産地>> フランスのローヌ地方に位置するこのワインは、コート・デュ・ローヌの中心部、オランジェとアヴィニョンの間にあるロッケモウレ村で生産されています。この地域は、地中海性気候の影響を受け、日照量が豊富で、ブドウ栽培に理想的な条件を提供します。土壌は粘土質石灰土で、大きな石が表土を覆い、排水性が良く、ブドウに深いミネラル感を与えています。 <<生産者>> シャトー・モン・レドンの現当主、ディデェ・ファーブル氏は、1923年からプランタン家がこのワイナリーを所有しています。1300年代にイングランド国教会に属していた歴史あるワイナリーで、彼の哲学は低収量で高品質なワインを生産することにあります。ファーブル氏は、特にシャトー・ヌフ・デ・パープに100haの畑を持ちながらも、スタンダードの質を向上させるために生産するキュヴェを1アイテムに絞っています。リュットレゾネ(減農薬農法)を採用し、ブドウの持つ特性を最大限に引き出すことを重視しています。彼の手によるワインは、地元の食材とのマリアージュを意識した味わい深いものとなっています。 <<使用するブドウ品種>> このワインは、グルナッシュ70%、シラー20%、ムールヴェードル10%というブドウ品種のブレンドから成り立っています。グルナッシュは果実味が豊かで、スパイシーな香りを持ち、シラーは色合いとタンニンを強化し、ムールヴェードルはワインに複雑さと深みを加えます。このバランスが、ワイン全体の構成を豊かにし、飲みごたえのある味わいを生み出しています。 <<製造法やワインの逸話>> リュットレゾネを実践し、除梗後に2〜3週間の発酵を行います。熟成は35%が228Lのブルゴーニュの小樽で、65%がヴァットで行われ、その後アッサンブラージュされます。収穫から18か月後にボトリングされ、出荷前に最低4か月間セラーで寝かされます。生産者は、ワインの質を最優先に考え、手間を惜しまない姿勢で醸造に取り組んでいます。 <<味や香り>> このワインは、凝縮感のあるスパイシーな味わいが特徴です。ドライフルーツのような果実味としっかりとしたタンニンが調和し、酸味が料理との相性を引き立てます。香りにはカシス、イチジク、土、ミネラルのニュアンスが感じられ、複雑でありながらも飲みやすい仕上がりとなっています。 <<ペアリング>> このワインは、肉料理や濃厚なソースを使った料理と非常に相性が良いです。特に、グリルした肉や煮込み料理、チーズとのペアリングが推奨されます。スパイシーな風味が料理の味を引き立て、ワインの果実味とタンニンが料理のコクを包み込みます。