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オレンジ ムーン <ワビ サビ> S.A.

酸味
ミネラル
渋み
重さ
果実味
香り
ワイン名 | 1017433 ORANGE MOON WABI SABI S.A |
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原産国・地域 | オーストリア |
色 | 白(オレンジ) |
タイプ | スティル |
品種 | グリューナーヴェルトリナー(2018)90%、リースリング(2019)10% |
ソムリエのコメント
<<産地>> オーストリアは多様な気候と地形を持ち、特にヴァッハウ地方はその美しい景観と急峻な段々畑で知られています。この地域は、ドナウ川沿いの温暖な気候に恵まれ、特に白ワインの生産に適しています。土壌は主にローム層と砂利質で、古代の火山活動によって形成されたことから、ミネラル感のあるワインが生まれます。オーストリアのワイン造りは、伝統と革新が融合しており、特にビオロジック栽培が広がる中で、自然派ワインの人気が高まっています。 <<生産者>> フランツ・ホフシュテターは、オーストリアのワイン商「TOA」の創設者であり、ワインの世界での彼のキャリアは非常にユニークです。ヴァッハウ出身の彼は、オーストリアとニューヨークでソムリエとしての経験を積んだ後、2002年に「TOA」を設立しました。このプラットフォームは、オーストリアのトップワイナリーと海外の市場を結ぶ役割を果たしています。「ワビ・サビ」プロジェクトは、ビオロジック栽培のぶどうを使用した自然派ワインを広めることを目的としており、彼の哲学は、ワインを通じて人々をつなげることにあります。彼は、ワインの背後にあるストーリーや生産者の情熱を大切にし、顧客にその魅力を伝えることを重視しています。 <<使用するブドウ品種>> このワインは、グリューナーヴェルトリナーが90%、リースリングが10%使用されています。グリューナーヴェルトリナーは、オーストリアを代表する白ワイン用の品種で、フレッシュでフルーティな香りが特徴です。一方、リースリングはその酸味と芳香で知られ、ワインに複雑さを与えます。この組み合わせは、バランスの取れた味わいを生み出す要素となっています。 <<製造法やワインの逸話>> 「ワビ・サビ」は、ビオロジック栽培のぶどうから造られたオレンジワインで、除梗率は80%です。天然酵母のみを使用し、ステンレスタンクでスキン・コンタクトを行うことで、独特の風味を引き出しています。このプロジェクトは、2015年に始まり、各パートナーワイナリーの協力を得て、オーストリアの自然派ワインの魅力を世界に発信しています。ワイナリー名や産地は非公開ですが、統一されたコンセプトのもと、個性豊かなワインが生み出されています。 <<味や香り>> このワインは、フレッシュな果実味とミネラル感が調和した味わいが特徴です。グリューナーヴェルトリナーからは、青リンゴや洋梨の香りが感じられ、リースリングの影響で華やかな花の香りも漂います。酸味がしっかりしており、飲みごたえがありながらも、後味はスムーズで心地よい余韻が残ります。 <<ペアリング>> このオレンジワインは、軽やかな前菜や魚料理、特に白身魚のグリルやサラダとの相性が抜群です。また、アジア料理やスパイシーな料理ともよく合い、幅広い料理と楽しむことができます。特に、ハーブを使った料理や、クリーミーなソースのパスタと合わせると、その味わいが引き立ちます。